いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(19)
キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。
上巻2章注23のある文(Masher)
第5節にはいった。
Pierce, his immediate senior, was by way of being what was called a Masher, and preached his cult.
ピアスというキップス直近の先輩は、マッシャと呼ばれる種類の粋人ということになっており、自分の信仰を説いた。
注はMasherの定義。
上巻2章注24のある文(feller)
Now they discovered that he was a "nice boy," which is next door at least to being a "feller," and in some ways even preferable.
それが今度は、キップスが「ナイス・ボーイ」なのを発見した。それは少なくとも「おともだち」の隣りか、ある意味ではもっと好ましい評価だ。
注はfellerを恋人(sweetheart)と言い換える。
上巻2章注25のある文(Sabbatical)
Afterwards the ladies exchanged "words," upon Sabbatical grounds.
あとで両婦人は日曜日のことのために「ことば」をぶつけ合った。
注はSabbaticalの辞書的定義。あまり文全体の意味の解明に役に立つようには思えない。