ある日本人の英語

H. G. Wellsの小説「Kipps: The Story of a Simple Soul」の翻訳出版に向けた作業ブログ a one-man effort to translate a novel by H. G. Wells, “Kipps: The Story of a Simple Soul” (1905) into Japanese and publish the results

2022-01-01から1年間の記事一覧

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(25)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻3章注21のある文(bleeding) 上巻3章注22のある文(Over-human) 上巻3章注23のある文(Dickens ... 'out of pride.') 上巻3章注24のある文(mute inglori…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(24)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻3章注15のある文(a picture by Rossetti in the South Kensington Museum) 上巻3章注16のある文(Turgenev's novels) 上巻3章注17のある文('last year's Ac…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(23)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻3章注9のある文(Mrs. Humphry Ward) 上巻3章注10のある文('Self-Help') 上巻3章注11のある文(Hanoverian politics) 上巻3章注12のある文(Improver) …

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(22)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻3章注6のある文(revivalistic) 上巻3章注7のある文(London Matriculation examination) 上巻3章注8のある文(Technical Education) 上巻3章注6のある文(re…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(21)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻3章注2のある文('Parlez-vous Francey') 上巻3章注3のある文(Home Educator)=同注4のある文(Bacon's Advancement of Learning and the poems of Herrick) 上…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(20)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻2章注29のある文(temerarious) 上巻2章注30のある文(Great Lady who is daughter of Uranus and the sea) 上巻3章注1のある文(Venus Epipontia) 上巻2章注29…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(19)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻2章注26のある文(toga virilis...Platonic Eros) 上巻2章注27のある文(spooning) 上巻2章注28のある文(desperate) 上巻2章注26のある文(toga virilis...Plato…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(19)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻2章注23のある文(Masher) 上巻2章注24のある文(feller) 上巻2章注25のある文(Sabbatical) 上巻2章注23のある文(Masher) 第5節にはいった。 Pierce, his imm…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(18)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻2章注20のある文(slavey) 上巻2章注21のある文(Early Closing Association) 上巻2章注22のある文(Terah Valley) 上巻2章注20のある文(slavey) Help! Slavey …

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(17)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻2章注17のある文(Portland) 上巻2章注18のある文(Quod ... crib) 上巻2章注19のある文(happened on evil things) 上巻2章注17のある文(Portland) Many a poo…

(メモ)キップスの重要語マークオフ✓

ペンギンクラシック版の注釈を参照する最近の「キップス」拙訳の再点検をきっかけに、原書に数回出てきて悩まされるmark offという語句の意味がわかってきた、と感ずる。そして、この語句の表わす行為に関し、キップスの奉公先の服地店がてんやわんやになる…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(16)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻2章注14のある文(along the Leas to the lift) 上巻2章注15のある文(argey-bargey) 上巻2章注16のある文('premiums') 上巻2章注14のある文(along the Leas to…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(15)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 上巻2章注11のある文('cost' mark) 上巻2章注12のある文(intercalary) 上巻2章注13のある文(racket) 上巻2章注11のある文('cost' mark) But he was not, of cour…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(14)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注8のある文(longcloth) 注9のある文(sweated) 注10のある文(chicory)第二節 注8のある文(longcloth) 先行する文も引用する。 He was the sort of man who is not on…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(13)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注5のある文(Napoleonic) 注6のある文(Manchester goods) 注7のある文(as the reduvius bugs collects dirt) 注5のある文(Napoleonic) A thickset young man with a …

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(12)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注2のある文(born a German) 注3のある文(bankruptcy under the old dispensation) 注4のある文(Houri-like) 注2のある文(born a German) If Mr. Kipps had been so …

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(11)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注35のある文(Folkestone) 注36のある文(Portmanteau) 注1のある文(drakes'-tails) 注35のある文(Folkestone) Mr. Shalford, the draper at Folkestone to whom he w…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(10)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注32のある文(cockchafers) 注33のある文(Tit-Bits) 注34のある文(jejune) 注32のある文(cockchafers) Towards dusk that evening they chanced on one another at t…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(9)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注29のある文(St. Bavon's) 注30のある文(budded) 注31のある文(rock chocolate) 注29のある文(St. Bavon's) その前文から引用する。 "It begins with a Nem," he sa…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(8)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注26のある文(distrait) 注27のある文(ironclads) 注28のある文(quid) 注26のある文(distrait) 全段落を引用する。"I give her a lot of start," said Kipps apologe…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(7)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注23のある文(Toke) 注24のある文(Moloch) 注25のある文(Huron) 注23のある文(Toke) 先行する文の末尾から引用する。 and there was bathing all naked in the sea, …

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(6)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注19のある文(Ahn's "First French Course," or "France and the French,") 注20のある文(Martello towers)=注21のある文(boarded feet)=注22のある文(Hythe) 注19…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(5)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする作業の続き。 注15のある文(Bunsen burner) 注16のある文(cram) 注17のある文(passed on) 注18のある文(plum-duff) 注15のある文(Bunsen burner) And in a glass cupboard in th…

いつ終わるかわからない作業:訳文の再点検(4)

キップスの邦訳につき、ペンギン・クラシクスの注部分をチェックする昔の作業の続き。 注11のある文(pilaster) 注13のある文(parents in 'India' ... board school) 注14のある文(F.S.Sc.) 注11のある文(pilaster) He annoyed old Kipps by private …

(雑談)放る(ほうる、はふる)は訓読みでしょう?

たぶん、この疑問は私ひとりのものではなく問われるのも書かれるのも最初ではあるまい、と思うのであるが、とりあえず書いてしまうのである。 まずこれは万人が同意するものと思う: 「放」という漢字の音読はホウ(ハウ)、訓読みは、はな 例をあげれば、放…

(メモ)ユート、コグ船

前の記事に引き続き、ベリャーエフ「難破船の島」第四部第九章の邦訳作業より怪しい箇所について記録します。 ドラゴン船かしらん リューダース教授は幅の狭く長い独特の形状の船へ案内し、その船首の半獣半人の木彫像を見せて語る。 — Тысячу лет смотрит э…

(メモ)カシリ、神像の頭

現在ベリャーエフ「難破船の島」第四部九章の和訳中です。 ブラジルからスペインに帰ろうとした船の名前、人の名前 これは船舶の歴史を研究するドイツ人リューダース教授の発言: Вот документы с корабля «Сивилла». Некий Себастьяно Сапрозо, состоявший …

(メモ)苺と桜

苺 降参です。意味がわかりません。ベリャーエフ「難破船の島」第4部第2章、衣装箱にあった、(物語の中の当時より)少なくとも二百年は前のスペインの装束について、こうあります。 Камзолы из аксамита (бархата) — малиновые, голубые, красные — были …

(メモ)着道楽と俳優

ベリャーエフ「難破船の島」の翻訳は半分くらいできました。底本に使っている本は版が大きくてページ番号も振っていないのではっきりしなかったのですが、思っていたよりは長編でして、この調子だと邦訳本は200頁くらいゆきそうです。 その第四部第一章の終…

(メモ)お魚をきれいにするということ(clean)

ベリャーエフ「難破船の島」第二部第二章の始めのほうにこんな文がある。 Она вычистила и зажарила пойманную Гатлингом рыбу, спустилась в трюм и взяла в складах провизии несколько апельсинов. 英語に書き下すとおよそこんな感じになろうか。 She cle…